1:ワンワード

1人1文節ごとに言葉をつなげていって、あたかも1人の主人公がしゃべっているかのように演じる。相手の言葉につなげていく。相手のために言葉を渡す。
ポイントは、物語の途中で問題を起こすこと。そして、その問題を簡単に解決させないこと。
やってる途中で気分が乗らなくなったら、相手と一緒に「もう一回!」と叫んで、もう一度始めからやり直す。うまくいってないもの、やりたくないものをやり続けないのがキース・ジョンストンのインプロの特徴。

2:次どうなるの?

1人のプレイヤーが、次の瞬間どうなるのかを相手に聞く。相手は思いついたアイデアを提案する。聞いたその提案が興味深かったら、2人で一緒にそれを演じて、また次の提案を聞く。もし、提案されたアイデアに気分的に乗れなかったら、「No」と言って否定する。
相手が喜ぶアイデア、相手を鼓舞するアイデアを出していくためのレッスン。これも、途中でうまくいかなくなったら「もう一回!」。キースはこれを毎日やりなさいと言っていた。

3:いいインプロバイザーなんだ!

2人でシーンを演じる。演じていて困ったり、気持ち的にしっくり来なかったり、居心地が悪く感じたりしたら、手を叩く。相手に手を叩かれた人は、強制的にそこから連れ出される。相手に手を叩かせないように、相手が演じやすい状況を創り、相手を楽しませる。相手のために演じるレッスン。

4:ハットゲーム

じている最中、相手にスキがあったら、相手のかぶっている帽子を取る。一回勝負。取ったら勝ち。あるいは相手の攻撃を防いだら勝ち。
コツは、相手に考えさせること。考えている間、相手はここにいなくなる。
演技をしながらも、ちゃんとここに存在し、自分の周り、相手の状況をしっかり把握するためのレッスン。これも、毎日やった方がいいとキースが言っていた。

5:あっかんべー

1人の主人と2人の召使いのシーン。主人が見ていない時に、召使いは主人に対して舌を出して、こバカにする。
このゲームでは、相手に意識をするということと、前もって何を言うか考えないでも、おもしろいシーンができることを学ぶ。
一般的に、主人と召使いのような、絶対的権力者と被権力者との間のシーンでは、召使い、被権力者の方が優秀で素敵な人物を演じた方が興味深い。

6:エモーショナル・サウンド

感情の音を出していると、思考、言語が優先しないで演技することができる。頭の中にいるのではなく、その場にいることができ、一瞬一瞬、衝動的、反射的に動くことができる。思考に支配されていないので、その場その時にマッチした、思わぬひらめきが湧いてくる。
逆に、思考、言葉に囚われていると、感情も、動きも、鈍くなる。

7:エンダウメント

自分のキャラクターを演技する代わりに、相手のキャラクターを勝手に決めて関わっていく。相手を「こういう人物」と具体的に決め、そういう人物を接することで、自分の態度や反応が一瞬一瞬リアルに表現される。
相手への見方を変えると、自分の態度が変わる。自分の態度が変わると、相手の自分への態度も変わる。

8:ステイタス

相手との上下関係を常に意識して関わると、相手と常につながったまま芝居ができる。相手に意識を向けていれば、自意識など入り込む隙間はなくなり、自由に、楽に、自然に演技できる。
相手との関係性を意識した演技は、観ている人にとってもわかりやすく、興味深い。
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